シンガポールで黄熱ワクチンを摂取!副作用や費用は?アフリカに滞在後、シンガポール入国時に何が質問されるの?

シンガポールの生活
yama
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シンガポールに住んでいるやまです。シンガポールに住んでいるうちにアクセスしやすい国によく旅行に行きます。先日はアフリカに行ってきました!

マダガスカルに旅行で行く途中で、ケニアでのトランジットがありました。しかも、乗り継ぎ時間は1時間。乗り継ぎを失敗する可能性がありました。

黄熱感染の危険がある国に12時間滞在した場合に、シンガポール入国時に黄熱ワクチン接種証明書(以下、イエローカード)を提示する必要があります。

そのため、ケニアでの乗り換え失敗の可能性を考えて、黄熱ワクチン接種をシンガポールから出国する前にすることにしました。

この記事では、黄熱ワクチン接種をシンガポールでした筆者の受診から接種による副作用など体験談をまとめいます。

黄熱(イエローフィーバー yellow fever)とは?

黄熱は、ウイルスによって引き起こされる感染症で、症状には黄熱ウイルスは一度感染すると、体内で 3 ~ 6 日間潜伏します。

感染は蚊を介して広がり、予防が不可欠です。

黄熱の症状

多くの人は症状がありませんが、症状が発生した場合、最も一般的なのは発熱、顕著な腰痛を伴う筋肉痛、頭痛、食欲不振、吐き気や嘔吐です。ほとんどの場合、症状は 3 ~ 4 日後に消えます。

世界保健機関(World Health Organization)

ワクチンの必要性

黄熱ワクチンは、黄熱感染から保護する効果的な手段とされています。

特に、黄熱感染が流行地域への旅行時には、ワクチン接種が強く推奨されていま

アフリカ旅行後には、自国など他の国への入国時に黄熱ワクチン証明書(International Certificate of Vaccination or Prophylaxis、ICVP)の提出が求められることがあります。

シンガポールに入国する時に黄熱ワクチン接種証明書の提示が必要な国

Africa
Angola
Equatorial Guinea
Mauritania
Benin
Ethiopia
Niger
Burkina Faso
Gabon
Nigeria
Burundi
Gambia
Senegal
Cameroon
Ghana
Sierra Leone
Central African Republic
Guinea
South Sudan
Chad
Guinea-Bissau
Sudan
Congo
Kenya
Togo
Cote d’lvoire
Liberia
Uganda
Democratic Republic of the Congo
Mali
 
Latin America
Argentina
French Guiana
Peru
Bolivia
Guyana
Suriname
Brazil
Panama
Trinidad and Tobago
Colombia
Paraguay
Venezuela
Ecuador

ICA

ワクチン接種の証明方法

ICVP(International Certificate Of Vaccination Or Prophylaxis) のニックネームであるイエロー カードが、黄熱ワクチン接種を証明してくれます。

イエローカードは証明が黄色いことに由来しています。 ICVP は黄熱病だけでなく幅広いワクチン接種もカバーしているので、他のワクチン接種をしたときに追記されていきます。

黄熱ワクチンは一度接種すれば生涯有効!

少し費用としては高いと感じましたが、一生有効なのであれば接種しておくのも良いかもしれません。

シンガポールでの黄熱ワクチンの接種費用

シンガポールで摂取したときは、一人 259S$。

2016年7月11日以降は、これまでの「接種10日後から10年間」から、「接種10日後から生涯有効」へと変更されました。


厚生労働省検疫所 FORTH

黄熱ワクチン接種費用はCignaでカバーできるのか?

筆者は、夫の会社の健康保険Cignaを利用しています。黄熱ワクチン接種は病気ではありませんが、ちゃんとカバーされました!

費用が高いこともあり、助かりました!

筆者が経験した黄熱ワクチン接種後の副作用

一般的な副作用は、以下のものがあります。

黄熱ワクチンの副作用は通常軽度で、接種者の10~30%で軽度な全身性の有害事象が報告されています。報告された有害事象には、主として微熱、頭痛、筋肉痛などがあり、接種後2~3日で始まり5~10日続きます。接種者の約1%は、これらの副作用のため日常の活動に一時的に影響が出ることがあります。

日本旅行医学会

黄熱ワクチンの接種は皮下注射です。接種時もほとんど痛みはありませんでした。

接種後は特に症状がなく、接種翌日に最高で37.5℃の発熱と軽度の頭痛を経験しました。

ですが、半日経てばすべての症状は回復しました。

シンガポールでワクチン接種してみた

ワクチン接種は旅行前10日前までに接種が必要です。旅行が決まったら早めに接種予約をしましょう。

Consider a minimum of 10 days before your trip to get the vaccine. The certificate you receive will not be valid before these 10 days have gone by.

clarihealth

シンガポールで黄熱ワクチンを摂取できる病院

筆者はタントクセン病院にあるTraveller’s Health & Vaccination Clinic (THVC)でワクチン接種を行いました。

受診の前に、まずは在庫があるかの確認と予約をして、来院するようにしましょう!

他にも以下のクリニックでも接種ができます。

Clari Health CBD Travel Clinic

10 Anson Rd, #31-17 International Plaza, Singapore 079903

SGH Travel Clinic

17 Third Hospital Ave, Level 4 Diabetes & Metabolism Centre,

実際に黄熱ワクチン接種を予約から接種した手順

  1. クリニックのメールから黄熱ワクチン接種をしたいことと旅行の日程を伝える
  2. 接種が可能な日を調整する:
    料金や支払い方法を聞いておきましょう
  3. 来院:
    できるだけ腕が出しやすい服装で行きます
  4. 問診を受ける:
    マラリアなどのほかワクチンも勧められますが、必要時接種しましょう!
  5. 接種:
    チクっと痛みはあります!
  6. 支払い
    筆者が接種したときは、病院自体の機会トラブルで後から請求書発送され支払いをしました!

黄熱感染の危険のある国からシンガポールへ入国!何を聞かれる?

シンガポールに入国の際には、SG Arrival Card (SGAC) with Electronic Health Declaration が事前提出が必要です。

「6日以内にリストにアフリカや南米に行ったのか?」と確認される項目があります。

この項目に”Yes”を☑した場合、自動の入国マシーンでははじかれてしまい、有人のカウンターに行く必要があります。

聞かれることとしては以下の項目です。

  • どこに6日以内に滞在したのか?
  • どれくらい滞在したのか?
  • 空港以外にでたのか?

パスポートを渡すときに、接種しているのであれば、イエローカードも一緒に手渡すとスムーズに入国できます。

ワクチンだけではなく虫除けも必須

黄熱に感染する地域の多くは、同じく、蚊によって感染するマラリアやデング熱等の流行地でもあります。予防接種を受けても、蚊に刺されないように予防することが必要です。長袖・長ズボンを着用しましょう。虫よけスプレーや防虫ローション等をこまめに使用しましょう。ただし、海外では、国内で販売されているものに比べ、有効成分濃度の高い虫よけ製品が販売されています。肌に刺激のないものをこまめに使用しましょう。


厚生労働省検疫所 FORTH

ケニアに滞在したときに、乗り継ぎ時間が1時間しかありませんでしたが、問題なく乗り継ぎすることができました。

ですが、「空港での滞在時間も短いだろうし、ケニア国内に入国することがない」と考えていた筆者は、虫よけスプレーを預け荷物の中にしまっていました。

ですが、ジョモ・ケニヤッタ国際空港の中にも多くの蚊がいました。筆者は、空港内で2か所刺されました。その後、関係があるかわかりませんが、帰国後に39℃代の発熱がありました…

シンガポールで虫よけスプレーを買うには?

Cold StrageやWatsonでも購入することが可能です。


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